- ローカリゼーションが生む「しあわせの経済」 -
The Economics of Happiness
「ローカリゼーション」とは、孤立することでもなければ、一つしか答えのない方程式でもありません。
世界中の地域とつながりを持ちながら、柔軟に形を変えていくプロセスです。人、地域、自然のつながりを再生させることによって、私たちが見失ってきた「生きる目的」と「安心して暮らせる未来」を再発見することができるのです。
「しあわせの経済」世界フォーラム2017は、こうした「ローカリゼーション」と「しあわせの経済」をめぐる国際的な議論と実践を日本にも紹介する一方、日本各地の「ローカル経済」のモデルを世界に発信するための場所として、2017年11月11日、12日に東京で開催されました。
このウェブサイトは、日本での初開催となった「しあわせの経済」世界フォーラム2017の企画運営を担った実行委員会を母体に、日本各地の市民、大学、企業、地域グループといった「しあわせの経済」を志向する多様な人たちによる、ゆるやかな知的プラットフォームであり、ネットワーク母体です。

World Forum 2017
- 国内外のゲストが提案した、新しい社会のカタチ -
2017年開催時のゲスト情報です。2018年最新情報はこちら!
DAYS
SPEAKERS
2017年11月11日、12日の二日間、世界13か国から30名を超えるローカリゼーション運動におけるオピニオンリーダーや、
地域で「しあわせの経済」を実践しているリーダーたち、800名を超える参加者が日本各地そしてアジアから集まりました。
国際的な潮流となっている「ローカリゼーション運動」がもたらす「しあわせの経済」について、その仕組みと実践を大いに学んだ二日間でした。
SESSION
ShopS
1日目はゲスト講師による講演やスピーチ、2日目はテーマ別のトークセッションや分科会を開催。
マルシェや音楽などのパフォーマンスが会場を盛り上げました。
<1日目基本情報>
会場:日本教育会館3F・一ツ橋ホール
時間:10:30~19:00(開場10:00)
入場料:前売一般3000円、学生1500円
当日一般4000円、学生2000円
*登壇者の主な使用言語は英語です。ご希望の方には、受付にて同時通訳の機材をお貸しします。
オープニング:平和な日々への祈り、音楽
「しあわせの経済」世界フォーラムの日本初開催を祝し、また世界中の誰かにとっての「ローカルな場所」が、今日も平和であるよう、宗派を超えたインド、ブータン、日本の僧侶たちが、それぞれのやり方で短い祈りを捧げます。
基調講演1:ヘレナさんの「しあわせの経済学」
「しあわせの経済」世界フォーラム主催者の一人、ヘレナさんによる基調講演。「ビッグ・ピクチャー」でとらえた現代システムのありようを明確に分析し、持続可能な社会の指標としての「ローカル化」へのビジョンを提示します。
トーク:ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ(ローカル・フューチャーズ代表)
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音楽:福島からのメッセージ
午後のスタートは、日本からのメッセージから始まります。唯一無二の場所であるローカルに、帰りたくても帰れない。ローカリゼーションを議論するうえで、2011年に起きた東日本大震災をどう捉え、原発エネルギーとどう向き合うのかが問われています。
いわきで被災されたシンガーソングライターゆかりさんが、その思いを歌に込めました。
出演:
YUKARI(シンガーソングライター)
遠藤律子(ジャズピアニスト、作曲家)
基調講演2:サティシュさんに学ぶ「ローカル・イズ・ビューティフル」(仮)
ガンジー思想を継承する第一人者、サティシュ・クマールさんのスペシャル・トーク。「しあわせの経済」を実現するために必要なマインドとは何か、日本の参加者に向けて、愛情たっぷりに、わかりやすい言葉でお話いただきます。
トーク:サティシュ・クマール(平和のための巡礼者、イギリス)
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都市部からの報告
人口が集中する都市部で、どうエネルギーを、経済をローカル化し、生態系と調和する町づくりを実現していくのか。香港、イギリスに加え、GNH(国民総幸福)政策が注目されるブータンから報告いただきます。
報告:
ワン・ピンハン&香港スローメイツ(香港)
ネテン・ザンモ(持続可能なコミュニティ運動の指導者、ブータン)
ジョージ・ファーガソン(建築家、元ブリストル市長、イギリス)
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アート&音楽:イラクからのメッセージ
ローカリゼーションをすすめるうえで「平和」は大きなテーマです。ふるさとが平和でありますように、家族が、友人・知人が小さく、つつましくとも、笑顔で暮らせますように。
平和を希求するイラクの人々のメッセージを、スライドと歌でお届けします。
出演:
ハーニー・ダッラ・アリー(画家、イラク)
YATCH(相沢恭行、シンガーソングライター、日本)
荻野仁子(ウード)
世界のローカル・コミュニティから
南米からはエクアドル、メキシコ、アジアからはタイ、カレン族のゲストに、コミュニティに根差したローカリゼーションへの連帯メッセージをいただきます。詳しい事例報告は2日目に時間を設けています。
報告:
レオナルド・ドゥラン(トセパン協同組合指導者、メキシコ)
フランクリン・ヴァカ(インタグコーヒー生産者協会会長、エクアドル)
シワコーン・オドチャオ(レイジーマン農園リーダー、タイ、カレン族)
チンダナイ・ジョワール(エコビレッジ運動のリーダー、タイ、カレン族
プラチャー・フタヌワット(エコビレッジ・トランジション・アジア代表、タイ)
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音楽:ウォン・ウィンツァンさんからのメッセージ
ウォンさんによる、マインドフルなピアノ生演奏です。頭、心、身体を「今、ここ」に取り戻し、夕方のプログラムへと意識を集中していきましょう。
出演:ウォン・ウィンツァン(瞑想のピアニスト、作曲家)
シンポジウム「グローバルからローカルへ ~日本の視点」
世界で起こりつつあるローカリゼーションの潮流に対し、日本ではどのような取り組みがなされているのでしょう。日本からのまなざしを、世界に向けて発信します。
登壇者:
広井良典(京都大学こころの未来研究センター教授)
吉原 毅(城南信用金庫顧問)
山崎 亮(東北芸術工科大学教授)
野々山理恵子(パルシステム東京理事長、パルシステム生活協同組合連合会理事)
▷各ゲストの詳細プロフィールはこちらをご覧下さい。
総括:ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ
ヘレナさんによる、フォーラム1日目のまとめ。世界の潮流と日本での動きを、ヘレナさんの視点を借りながら整理し、2日目へとつなげていきましょう。
▶2日目プログラムはこちらをご覧ください。
日本教育会館 一ツ橋ホール
住所:東京都千代田区一ツ橋2-6-2 日本教育会館3F
道案内専用電話:03‐3230‐2833
交通:神保町駅[東京メトロ半蔵門線 / 都営地下鉄新宿線 / 都営地下鉄新宿線]A1出口より徒歩3分
アクセス詳細はこちらから
<2日目基本情報>
会場:明治学院大学白金キャンパス・パレットゾーン他
分科会・ワークショップ 9:30~17:30(開場9:00)
ブース・マルシェ 10:00~16:30(開場9:30)
入場料:無料
全体会:分科会オリエンテーション
さあ、「しあわせの経済」世界フォーラム2日目のはじまりです!
世界、そして日本からの報告が続いた1日目を受けて、私たち参加者一人ひとりが主体的に「考え」、「つながり」、「発信」することで、場がデザインされていきます。
身体をほぐしながら、昨日をふりかえり、改めて、海外からのゲストと顔の見える挨拶をして、午前午後と展開されるテーマごとの分科会について、オリエンテーションを受けましょう。
ローカリゼーション映画祭
食と農からローカリゼーションを考えてみませんか? 毎日の「食べる」選択が、地球の裏側で、人々に、地球にどんな影響をもたらすのか、映画を通じて一緒に考えましょう!
お子様連れのお父さんお母さんも歓迎です。ぜひお気軽にご参加ください。
企画:パルシステム協同組合連合会、パルシステム東京、APLA、SF北海道、パタゴニア日本支社
上映予定作品:
10:30-12:00
バナナ、循環型農業などの映像
「幸せの経済学」短縮版(日本語字幕付)(20分)
「Unbroken Ground (未開の領域)」(20分)
13:15-14:45
ラダックのドキュメンタリー(日本語字幕付)(65分)
上映後、スタンジン・ドルジェさんとシェアリング
15:00-16:30
「100年ごはん」(65分)
上映後、監督トークあり
分科会1 10:30~12:00
下記3つの中から、ご自分の興味関心にあるものにご参加ください。
・「雑」とローカル(企画:明治学院大学国際学部付属研究所)
・伝統文化に学ぶ「しあわせの経済学」(企画:NPOジュレー・ラダック)
・エシカル×ローカル×「しあわせ金融」(企画:350.org Japan)
ランチ休憩
ブースやマルシェを回りながら、初めての人と食事を囲んで過ごしましょう。
分科会2 13:15~14:45
下記4つのなかから、関心あるテーマの分科会にご参加ください。
・食と農からみるローカリゼーション(企画:パルシステム協同組合連合会、パルシステム東京、APLA、SF北海道)
・地域経済を取り戻す(企画:幸せ経済社会研究所、コモンズ)
・都市とローカリゼーション~日本のローカリゼーションを実際やってみて地域はどう変わったか?(企画:NPOトランジション・ジャパン、えこびれっじネット・日本 GEN-Japan)
・スピリチュアリティと「しあわせ学」(企画:NPOセブン・ジェネレーションズ)
分科会3 15:00~16:30
下記4つの分科会・ワークショップから、ご自由にご参加ください。
・コミュニティデザイン~参加の「場」づくり(企画:スタジオ・エル)
・アグロフォレストリーに学ぶローカリゼーション(企画:株式会社ウインドファーム)
・ポスト福島のエネルギーにみるローカリゼーション(企画:パワーシフトキャンペーン)
・できることから自給する!~ローカルシフトのはじめ方~(企画:農力向上委員会)
クロージング
日本で初開催となった「しあわせの経済」世界フォーラムを振り返り、参加できた一人ひとりが、ゲスト・参加者を含め、どんなギフトを自分の暮らしに、家族に、地域に持ち帰れるかを再確認します。
「しあわせの経済」マルシェ
実行委員会を中心に、国内外のローカリゼーションのリアルを感じることができるブースやマルシェが並びます。ぜひゆっくりとまわって、ブースの皆さんとお話をしたり、顔の見える地域の特産品に出会ってください。
ローカル・コミュニティとの新たなご縁を紡ぎたい方にも、ショートステイやウーフ、移住案内など、とっておきの情報がたくさん!
参加団体
・NPOトランジション・ジャパン
・えこびれっじネット日本 GEN-Japan
・アズワンネットワーク鈴鹿コミュニティ
・幸せ経済社会研究所
・コモンズ
・国際環境NGO 350.org Japan
・株式会社ウインドファーム
・カフェスロー
・スローコーヒー
・スローウォーターカフェ
・米T 亀吉
・石徹白洋品店
・株式会社アバンティ
・ベン&ジェリーズ
・パタゴニア日本支社
・ネクスト・エナジー・アンド・リソース株式会社
・パワーシフトキャンペーン
・ナマケモノ倶楽部
・NPOセブン・ジェネレーションズ
・NPOジュレー・ラダック
・ストップリニア市民の会
・五十嵐金三郎八代目
・SF北海道
・LocoTAble(ろこたぶる)
明治学院大学 白金キャンパス
*公共交通機関でのご来場をお願いします。
住所:東京都港区白金台1-2-37
交通:白金高輪駅[東京メトロ南北線 / 都営地下鉄三田線]1番出口(目黒側 / エレベーター有)より徒歩約7分
アクセス詳細はこちらから
Location
- 881 7th Ave New York, NY
- info@ventcamp.com
- (518) 457-5181 10001
- 7:30 - 22:00
■「しあわせの経済」世界フォーラム実行委員会
事務局:〒136-0072東京都江東区大島6-15-2-912ナマケモノ倶楽部事務局気付
FAX 03-3638-0534 TEL 090-1795-0341(馬場)
主催:ローカル・フューチャーズ、「しあわせの経済」世界フォーラム2017実行委員会
共催:明治学院大学、明治学院大学国際学部付属研究所
協賛:株式会社ウインドファーム、城南信用金庫、株式会社素敬 ゆっくり小学校、パタゴニア日本支社、株式会社パルシステム・リレーションズ
協力:株式会社良品計画
実行委員会構成団体:アズワンネットワーク鈴鹿コミュニティ/特定非営利活動法人APLA/特定非営利活動法人いい会社をふやしましょう/株式会社ウインドファーム/特定非営利活動法人うず /エコ・コンシャス・ジャパン合同会社/特定非営利活動法人えこびれっじネット日本GEN-Japan/Eco-Branch/一般社団法人エシカル協会/国際環境NGO FoE Japan/有限会社カフェスロー/非営利特定活動法人カフェ・デラ・テラ/環境広告サステナ/くらしのはなし.暮譚ぼたん/特定非営利活動法人グリーンズ/見樹院/公益財団法人五井平和財団/国際環境NGO 350.org Japan/幸せ経済社会研究所/特定非営利活動法人ジュレー・ラダック/城南信用金庫/有限会社スロー/SFさっぽろ/SFしむかっぷ/SFフレンズ北海道/特定非営利活動法人セブン・ジェネレーションズ/善了寺/株式会社素敬ゆっくり小学校/脱成長ミーティング/種まき大作戦 実行委員会/地球のゆかいな仲間たち/特定非営利活動法人トランジション・ジャパン/環境=文化NGOナマケモノ倶楽部/日本大学法学部佐渡友哲ゼミ/ハコネエコビレッジ/パルシステム生活協同組合連合会/生活協同組合パルシステム東京/明治学院大学国際学部辻信一ゼミ/有限会社メノビレッジ長沼/モザンビークのいのちをつなぐ会/有限会社ゆっくり堂/ユナイテッドピープル株式会社/LoCoTAble(ロコタブル)