2018年「しあわせの経済」フォーラムへのお誘い

しあわせの経済」という世界的なつながりへのお誘い

去年の11月、世界中から1,500人を超える仲間が東京につどい、人間と生態系の健康的で豊かな関係性を探求する「しあわせの経済」について学びを深め、お互いの活動をたたえあいました。

そして1年がたち、新たなつどいが開かれます。さらなる学びと、私たちのつながりをより強くするためのこの試みに、あなたにも参加してほしいとお誘いしています。Read more

基調講演:ヘレナさんの「しあわせの経済学」

まずはじめに、このフォーラムのすべてを準備してくれた辻さんに、感謝の気持ちを込めて皆さんで大きな拍手を送りたいとおもいます。そして、皆さんにも感謝を申し上げます。

ここにいる皆さんは根本的な変化を求めていると思います。
それは、全体的な変化ともいえます。一つ一つの問題を個別に見るのではなく、すべてのつながりに注目する視点です。私たちローカル・フューチャーズによる、ローカリゼーションを論理的に語るだけでなく、実際にどう動くかについて紹介していきます。

一番のポイントは、世界中で現代社会の問題に対する全体的な答えが見出されているということです。
私たちがすべきことは、その答えに気付き、その答えを使って運動を起こすこと。それが政治運動でも経済運動でも構いません。そうむずかしいことではありません。
一番必要としている基本的な変化は、深い内なる自分に応えること、そのために自然の手助けを借りることです。本当の力とは、私たち人間が自然といかに共存できるかにかかっているのです。

「しあわせの経済」というフレーズを紹介できることを光栄に思いますが、経済こそが、私たちを本来の人間性のあるつながりあった存在に戻してくれます。自然や人と人との間の深いつながりの中で、私たちは進化してきました。これこそが本当の私達です。DNAの中にも刻まれています。

いま、世界中の人々が、一度切り離されてしまった自然界とつながり直し始めています。これは、誰もが、今、この瞬間から始められるものです。革命や大変動などなくてもできることです。ただ意識的に、自然と他人とつながり始めればよいのです。

けれども、もし私たちが、この幸せでつながりを持った生き方をしたいのであれば、経済を変えなければなりません。ローカリゼーションとは、生産と消費の距離を縮めることです。生産者と消費者の間にコミュニケーションを設けることです。より透明な責任感のあるシステムを作ることで、多くの社会問題や環境問題を解決していくことができます。

それを行うためには、私たちはビッグピクチャ―を見なくてはなりません。一歩下がり、それぞれがどのようにつながりを持っているか見なくてはなりません。
そして、ローカルに見なくてはなりません。これがうつや分裂を生むシステムを超える方法であり、世界中をつなげるために今はじめられることです。

メディア等で流れる主流の物語は、学者などがすべて別々の問題だと言いますが、そうではありません。すべて繋がっています。一番に理解しなくてはならないのが、地球温暖化と失業問題は同じシステムから起きているということ。まさに時代遅れの狂気的な経済です。

この物語では、私たち人間は傲慢である、消費することをやめられない、もっともっとと欲しがると言われます。しかし、これは真っ赤なウソです。実は消費を促されているのです。自由化され独占された経済が私たちに消費することをけしかけます。そして、あたかもそれが人類の進化の過程であり、避けて通ることができないものかのように囁くのです。

しかし、一歩下がって、本当は何が起きているのかを理解しようとすれば、私たちが強大な権力に押し付けられていることが見えてきます。
ビジネスが社会や政府からつながりを消し、自由経済がこのグローバルなビジネスをサポートし、消費をあおるようになりました。ニューヨーク中に何十億ドルという大金を毎日扱っているシステムが、ある種の政府になってしまいました。

私たちは、この政府について話さなければなりません。善人や悪人についてではないです。大企業という政府の下で働いている人が悪人というわけではありませんし、町の小さなお店で働いている人が善人というわけでありません。私たちが問題にすべきは、良い構造と悪い構造についてです。ビジネスは、社会や人によって形造られるべきであり、ビジネスによって社会や人が形造られてはいけないということを理解することです。
まさしく、これが起きてしまっているのですが。

この大きなグローバル経済からの圧力が政府に圧し掛かっています。そのため、世界中で政府は人々に圧力をかけるようになりました。グローバル経済がより強く、より豊かになるために人々の仕事、自然の生態系を破壊しています。しかし、私たちが理解しなければならないのは、たとえ政府は事実上いるとしても、その大金は実在しないということです。本当の富ではないのです。無から作りだされた富であり、世界と何の関係もありません。

このシステムを変えるうえで、一番の難問は、私たちがそのことについて話し合っていないことです。見ていないことです。私たちはみんな急ぎ過ぎて、一歩下がって考え、ビッグピクチャ―を見ることができていません。

しかし、私はここにいる皆さんがビッグピクチャ―をみて、それを広めてくれると信じています。自分の人生を費やして行うほど大それたことではありません。時間のある時に、気が向いた時にできる小さなことですが、しかし、その一つひとつがとても大切なことです。

幸いなことに、この新しい物語に向けた行動をとる人びとがだんだんと増えてきています。世界中でシステムの変化を望む活動が増えています。

今から紹介するのは、世界中で起きているあたらしい変化を望む活動一部です。私たちも、すべてを知っているわけではありません。毎日、新しい団体や運動があることを学んでいるのです。世界で起きている変化の潮流には本当に驚かされます。もちろん、メディアでは放送されないことばかりです。

画面中央の団体、「La Via Campesina」。皆さん、そして世界中のほとんどは聞いたことがない団体だと思います。ですが、実は、彼らこそが世界で一番大きい社会運動をしている団体なのです。約3億の小農家たちが世界中でネットワークを作り、繋がり、小農家を破壊したグローバル化や通商条約に抵抗しています。彼らは私たちに変わらなければいけないと教えています。グローバルで独占的な経済から、食料の主権を農家たちに、国に食料を与えてから、貿易をするようにと。

左の「rural constraction movment(RCM)」という団体もまた知られていないです。私たちからすると中国で最も重要な運動です。この団体も世界中にあります。生きていくための健康な農業を可能にしようとしています。この団体のおかげで、去年初めて都市の人口率が上昇しなかったと聞きました。この後、中国からの私の同僚、ジャン・ランインがこの運動について詳しくお話しすると思います。

アメリカやイギリスでも人々が新しい経済システムに興味を持ち始めている運動が起き、世界に影響を与えています。
皆さんご存知だと思います、パーマカルチャー運動やトランジションタウン運動は、これからこのフォーラムでたくさんその内容を聞くかと思われます。とても重要な草の根運動です。「the global ecovillage network」は、世界中のエコロジカルなコミュニティーをつなげています。
そして、私は、GEN(グローバル・エコビレッジ・ネットワーク)に25年前、関わっていました。

今、産業化された農家とされていない農家の立ち位置が見え始めてきました。これはとても重要なことで、現代の社会で下に見られていた農家たちの自尊心を強くしています。食と農が重要な経済活動であると気付くことが、ローカリゼーションの真髄と言えましょう。

イタリアにある5つ星運動は、興味深い方法で、国民が主権を取り戻したらどうなるかを見事に実現させました。コメディアンのベッペ・グリッロは、2006年に「投票しても意味がない。なぜなら、右も左も大企業を擁護し他国を破壊する。私たちは力を取り戻すために国民のための運動が必要だ。」と言いました。6年かけて30%以上の支持率を確保し、イタリアで最大の政党になりました。政党のメンバー全員が給料の半分を社会に返し、地域ビジネスをサポートするためにお金をマイクロクレジットに預けています。

このようなことが可能であると知るのは、とても嬉しいことです。
しかし、皆さんに考えてもらいたいもっとも重要なことは、イタリア国外では、ほとんどの人がこの運動について知らないことです。このニュースを国外に広めたくないイタリアがメディアをコントロールしているのです。

ビッグピクチャー運動の基本は、自分で学ぶことと知ること、そして、周りの人々に広めることです。なぜなら、多くの意義のある、ポジティブな出来事が世界で起きているからです。

右の女性は、五つ星のローマ市長です。彼女はオリンピック協会に「ここではオリンピックは開催しないでください。私たちは未だに1960年のローマオリンピックの借金を払っているのです。」と言いました。これは従来と全く違う政治的なアプローチです。問題はメディアが伝えることは信用できないことです。なぜなら、彼らが言うことのほとんどがこの運動の批判です。彼らは、右翼、左翼、人民主義、腐敗しているなどなど、何でも言います。しかし、イタリアに行くと本当は何が起きているのかを理解できます。

根本的な変化を起こすにあたって、ごく単純で重要なことは、どの政府も経済を形造っているということです。
神が決めたことでもなければ、進化の過程でもなければ、運命づけられたものでもないです。
そこまで力を持っているものでもないです。ただの盲目です。その盲目こそが永遠に同じことを繰り返す原因となっています。盲目に政府は税金を作り、ビジネスを援助し、規制しています。彼らは、少数単位で動く人間的な責任のあるビジネスをサポートせず、独占的なビジネスをサポートしているのです。これらが私たちの活動を通して要求しなければいけないものです。とても簡単です。

現在、何が起きているかというと、政府が私達全員から税金で出来る限りのお金を絞り出し、国や地域に所有する中小企業やローカルビジネスなどを過剰に規制し税金を取り、その間に、大企業やグローバルビジネスなどは、税金を払わず、グローバルの基盤を作り、大学の研究の援助をしているなどの理由で補助金をもらって援助を受けています。技術、資源を使い、雇用者を増やしています。

この不均衡が、各国の人々にネオリベラルなリーダーを選ぶようなっている原因です。例えば、トランプのように。
なぜなら、彼らは一番の問題は政府だと思っているからです。政府を無くしたい、ビジネスに自由が欲しい、と。はっきりとしたビッグピクチャーがなければ、私たちはこれからどんどんとネオリベラルなリーダーを選び続けます。実際何が本当に起きているのかを、世界に知らせることは、とても緊急です。

もっとも重要で中心的な問題は、静かに、大臣、首相、そして、民衆が、物事を知らない中で、通商条約が、特に第二次世界大戦後、大企業が彼らにもっと自由が得られるように大企業に圧力をかけている。規制緩和をして、彼らが、どの地域や国にも出入りできるように、と。彼らがそれをしている間に、彼らは、条約の中に政府は、企業の利潤に害になることはできないと実際に書き込んでいます。

ですから、現在、スウェーデンの原子力発電の会社「vatten fall」すなわち滝という意味なのですが、彼らは、福島の原発事故の後に、原子力発電をやめようとしたドイツに対して37億ユーロで訴えました。
これは、氷山の一角でしかありません。国は、有毒な薬品を廃止しようとすると訴えられます。最低賃金の額を上げようとすると訴えられます。私が話しているできごとが、起きえるのは、私たちが知らないからです、私たちが話さないからです。私たちは、このことを明晰さを持って、怒りを持たずに話し合えます。非難する相手はいなく、非難する企業もなく、ただ私達全員の無知が引き起こしていることなのです。しかし、このことについて一言聞いたなら、すぐにでも責任を持って行動を起こさなければいけません。そして、共有していきます。

一度、ビッグピクチャーを見てしまうと、多くの問題が存在するのだと理解し、狂気だと感じてしまうでしょう。国々が、グローバルな貿易を推薦していく結果として、私たちは同じ生産物を大量に輸出入しています。当時、最初の調査先であったアメリカは、10億トンの牛肉を輸出入していました。5年後の現在は、15億トンの牛肉が国を出入りしています。イギリスは牛乳を同じ量輸出入してしています。スーパーマーケットは、林檎を洗うために、イギリスからアフリカに飛ばしてまた戻します。ノルウェーは、魚の骨を抜くためだけに、中国まで飛ばします。またイギリスでは、エビの皮を取るためだけにタイまで飛ばします。

地球温暖化の原因になっている二酸化炭素を大きく減らすまったく明白な一番良い方法は、余分な貿易をやめることです。
そして、同じ生産物の輸出入をやめるのはそこまで難しいことではありません。

しかし、やはりビッグピクチャーが必要です。二酸化炭素排出の削減を軸としている環境運動の人々は、個々人に指を指しています。車を運転するな、電気をつけるな、と。しかし、ビッグピクチャーを完全に無視しています。ビッグピクチャーは、とても効率よく、そしてスムーズに変化を起こしてくれます。その変化を起こすには、もちろんビッグピクチャーと人々の力が必要です。

平等こそが、思考が無から突然創り出したものです。私たちは全員、ギャンブルのカジノの犠牲者です。ある銀行が、その無責任すぎる行動をとったために問題を起こしたと2008年に聞いたと思います。この時みんなが銀行を規制するべきだと思いましたが、それは起きませんでした。
なぜなら、政府は、全て銀行業がほかのところへ行ってしまったと聞いたからです。ビジネスは政府に、私たちの言うとおりにしなければ、どこかに移動するぞと言います。それが、カギとなる問題です。

ローカル化というものは、大きくても小さくてもどのビジネスもある場所に属さなくてはならないということです。
社会に入り、社会のルールに従わなくてはならないのです。国際的な運動が、政府と手を組んで通商条約の内容を変えるならここからはじめられると思います。今、一番最初にできることは、もう自由化をしてはいけないと気付かせるために、一時停止ボタンを押すことです。そして、目を覚まして、どうやってグローバルな貿易を変えるかを話し始めようと。

それと一緒に、私たちは、政府が使っている指針、進歩を図るはずの指針を捨てなければなりません。それは、本当はただの崩壊の物差しでしかないからです。なぜなら、商業化の物差しで測っているからです。人間と環境の健康は、有益ではありません。もし、あなたが家に帰って、ガーデニングを始めたら愛国心がないことになります。なぜならGDPが下がるからです。しかし、もし癌にかかって、抗がん剤治療をずっと続ければ、それはGDPを上げます。水の汚染は水を買わなくてわならないので、GDPにとてもいいです。

この間ずっと、この狂った経済は、私たちを貧しくしています。多数の人数は、どんどんと自分の生活を維持するのが困難になってきています。大企業やグローバル企業で働いている人もそうです。その場を維持するためだけに人々は、より速く、より多く働かなければいけません。他の言い方をすれば、GDPが上がれば、私たちは貧しくなっていってます。

もしかしたら、もっとも悲劇的な影響を受けているのは若者かもしれません。若者はどんどんと大学へ圧力をかけられています。
なぜなら、職場への圧力が増えているからです。うつや不安、自殺が若者間で蔓延しています。90%はこの経済システムが原因です。
しかし、後ろに下がってビッグピクチャーを見なければ、私達には見えません。私たちは国民的な不和から離れないといけません。
ビッグピクチャーが見えないと個人的な原因だと思ってしまいますし、国民性や文化の原因だとも思ってしまい、多くの痛みと苦しみを起こしているこのシステムに気付くことができません。

そして、その苦しみ。特に男性が多いのですが、自身のアイデンティティの脅威を感じ、自分や家族を養うことができず自分の生活に困難を感じた時、その解決策は暴力的です。それは、一般的な反応です.。そして、その暴力は、女性や同じコミュニティのなかまにまで向けられることもあります。そして、人種、文化間を超えます。

このような暴力は、どこにでもあります。そして、もちろんこのようなことはすべて、戦争産業、戦争経済を成長させます。私たちはそれをビッグピクチャーの一部として見なくてはいけません。ただどうやったら。武器を減らせるかと考えるのではなく、より大きい経済の仕組みを理解しなくてはいけません。そして、根本的な変化をおこなわなくてはいけません。

グローバル経済のシステムの理解に関して、、もっとも難しく、そしてもっとも緊急な問題は、グローバルで巨大な独占的な企業が、どんどんと技術の向上を推し進めていることです。ドローンや、A.I.や3Dプリンターなど。多くの企業が戻ってきて、ローカル化のようにも見えるでしょうが、実際は巨大なモノポリーです。例えば、「General Electric」は中国で安く作らず、ロボットで洗濯機をを作るためにアメリカに戻りました。

技術とグローバルな独占的経済との間の関連への理解はそこまで難しくはありません。
一歩下がって、誰がこの技術に貢献しているのかなぜなのか、と問えば、主な理由は、利益であると理解します。人々の健康に貢献するためや、それを助けるための技術の向上ではありません。もし私たちが、技術について、別々でとらえてしまえば、ややこしくなるでしょう。
なぜなら、個人的に考えるとこのような技術はとても役に立つからです。個人として、このスマートフォンやパソコンなどの技術に対する私達の依存を無視することはできません。その内、AIも登場するでしょう。しかし、私たちは、人と自然にとって本当に健康で幸せな経済とは何なのかを一歩下がって考えなければいけません。

私たちが、一歩下がるこの狂ったシステムを見ると、笑ってしまうものです。どうしてこんなにも狂ったものが、当たり前になってしまったのか。GDPや無意味な貿易などと。私たちは、地球温暖化や失業が、まるで人々の現在の暮らし方の結果であるかのように話します。しかし、実際は違います。

皆さんご存じの通り、私は、無理やりこのビッグピクチャーをみさせられました。
私は1970年の半ばに、リトルチベットと呼ばれるラダックにいたからです。
そこで植民地化されていない、この世界中に影響を与えた巨大な権力者たちに動かされていない人たちと出会う光栄な機会を得ました。
私はもっとも健康で幸せな人々に出会いました。私たちが想像する技術がない事からくる貧困というものも全くありませんでした。

失業や格差もなく、食も十分にあり、この建物を見ればわかる通り、綺麗な建造。もちろん材料もローカルなもの。長年かけて、彼らの言語をしゃべり、私は彼らの幸せの秘訣を理解し始めました。一つ目は、多様な世代のいるコミュニティの仕組み。若い者と年老いたものの継続的なコミュニケーションがありました。

彼女らは姉妹です。よして分かったことは、彼らは絶対に、子どもたちを同じ年代に分けて、別々にすることはしません。それは人工的な競争とエゴを生んでしまうからです。代わりに老若が日常的にかかわっています。

このようなことを、たった一日ですべて取り戻すことはできません。しかし、ビッグピクチャーをもっと意識すれば、私たちが、今ここから始められることはたくさんあります。私たちは、別世代間の継続的な深いつながりを促進することができます。

同等なほど大切なことが、日常的に自然や動物など生きた者たちと関わっているということです。この自然との深い関わりは、疑いもなく精神的にも肉体的にも良い影響を与えます。

今日の世界中のローカリゼーション運動の中で、その証拠はどこからでも得られます。コミュニティと自然とのつながり。怒りを抱き続けた若者や投獄された犯罪者などが、ガーデニングを助けたところ、一か月の間でみるみると変わっていきました。うつ病者やトラウマを持つ被害者も。固定概念から離れて、探せば、たくさんの研究があります。

そのような生き方の一部として、継続的に運動することも含まれています。私たちの幸福と健康に不可欠だと段々と理解されてきたものです。
自分の身体の動き。そして、もう一つは、自分の行いの結果をじかに見ることができる仕事です。自分が創り出したものがなにをもたらしたのかが見えます。これが、意味のある暮らしです。

これらすべてにつながるものが、文化です。コミュニティが主体に文化。そこには踊りや音楽や芸術など誰でも参加できるもの。
そして、これらに関係することで、もしかしたら、最も大切なことかもしれないのが、時間です。人々にはたくさんの時間がありました。
物事は、人間的な自然なペースで行われていました。それは、瞑想的なペースでもありました。
人々は、落ち着いた心を持ち、技術ももっていました。そして、それらを子どもたちに教えていました。
瞑想することや、うるさい心の声を静かにすることを。

このようなことは、現在のローカリゼーション運動の一部として起き始めています。グローバルからローカルに変わることは、とてもスピリチュアル的にも心理的にも社会的にもそして、経済的にも良いことです。
そして、私たちはこのビッグピクチャーアクティビズムが必要です。私たちは、ビッグピクチャーをもっと深く、スピリチュアル的にも理解する必要があるのです。そして、それを共有する。

私たちには、エコロジカルなそして、エコノミカルなリテラシーが必要です。他との関わりは、無くてはならないです。そして、全てのローカリゼーション運動で起きています。

最も中心的で、そして効果的なローカリゼーション運動は、食に関しての運動です。これに関わっている人の数は、文字通り100万人以上です。最初に話したvia campesinaは3億人です。アメリカとイギリスでは、このローカルフォード運動は、爆発的に起こっています。そして、それはとても素晴らしいことです。それはメディアの力も政府の力も使わずに、全て人々の力で行われているからです。

コミュニティの大きな利点は、ファーマーズマーケットの方がスーパーマーケットより10倍もコミュニケーションがあることです。エコノミックとエコロジックリテラシーの一番大切なことは、小さくて多様な畑は、単一農業より生産性が高いということです。
そして、単一農業は、グローバルでなければできません。距離を縮めて、ファーマーズマーケットにすると、多様性が増えるのです。多様な畑は、市場の仕組みを変えた結果となります。市場と農場をもっと近づけなくてはいけません。分散させます。最低4つ以上の生産物を育てること。言い方を変えると、この人であふれた惑星では、私たちはローカル化しなくてはなりません。
この人口は、いままでの単一農業では支えきれません。

ローカルフードから、多くの団体がローカルビジネスに結び付けています。そして毎日新しい団体ができていることを聴きます。研究から分かったことですが、ローカルビジネスのお店で買い物をすると、お金がその土地にとどまり、コミュニティ全体が得する事が分かりました。ローカルな政治組織の為のお金もあるしローカルな仕事のためのお金もある。

そして、彼らは政府からの援助をほとんど必要としません。しかし、ここでいくつかのゲストさんのことを申し上げておかなければいけません。韓国のジョルジオ政府の方々は、ローカリゼーションを真剣にとらえています。他にも、私の友人であり英国ブリストルの市長、ジョージファーガソン。一部の政治組織は、ローカルな団体となり始めています。そして、それらは、増え続けるばかりです。
しかし、このほとんどの財政組織は、地域の人々から来ています。ローカルな団体をサポ―トするために、20人が集まり、ローカルな資金集めをするところから始まります。

日本でもそうだと思いますが、世界各地でエネルギーは、ローカル団体がエネルギー技術を、地域に取り戻そうしています。ローカリゼーションとは、参加型のコミュニティを再構築することだというのを忘れないでください。音楽などで人々が集まれば、そこでは命の感謝を歌うでしょう。ラダックで説明した文化を作り直しているのです。

ですからどうか私たちを助けてください。このムーブメントに参加してください。
そして、このしあわせの経済を一緒に創っていきましょう。ありがとうございました。

同時通訳:ユール洋子
文字おこし:野中アレックス