2018年「しあわせの経済」フォーラムへのお誘い

しあわせの経済」という世界的なつながりへのお誘い

去年の11月、世界中から1,500人を超える仲間が東京につどい、人間と生態系の健康的で豊かな関係性を探求する「しあわせの経済」について学びを深め、お互いの活動をたたえあいました。

そして1年がたち、新たなつどいが開かれます。さらなる学びと、私たちのつながりをより強くするためのこの試みに、あなたにも参加してほしいとお誘いしています。Read more

基調講演:ヘレナさんの「しあわせの経済学」

まずはじめに、このフォーラムのすべてを準備してくれた辻さんに、感謝の気持ちを込めて皆さんで大きな拍手を送りたいとおもいます。そして、皆さんにも感謝を申し上げます。

ここにいる皆さんは根本的な変化を求めていると思います。
それは、全体的な変化ともいえます。一つ一つの問題を個別に見るのではなく、すべてのつながりに注目する視点です。私たちローカル・フューチャーズによる、ローカリゼーションを論理的に語るだけでなく、実際にどう動くかについて紹介していきます。

一番のポイントは、世界中で現代社会の問題に対する全体的な答えが見出されているということです。
私たちがすべきことは、その答えに気付き、その答えを使って運動を起こすこと。それが政治運動でも経済運動でも構いません。そうむずかしいことではありません。
一番必要としている基本的な変化は、深い内なる自分に応えること、そのために自然の手助けを借りることです。本当の力とは、私たち人間が自然といかに共存できるかにかかっているのです。

「しあわせの経済」というフレーズを紹介できることを光栄に思いますが、経済こそが、私たちを本来の人間性のあるつながりあった存在に戻してくれます。自然や人と人との間の深いつながりの中で、私たちは進化してきました。これこそが本当の私達です。DNAの中にも刻まれています。

いま、世界中の人々が、一度切り離されてしまった自然界とつながり直し始めています。これは、誰もが、今、この瞬間から始められるものです。革命や大変動などなくてもできることです。ただ意識的に、自然と他人とつながり始めればよいのです。

けれども、もし私たちが、この幸せでつながりを持った生き方をしたいのであれば、経済を変えなければなりません。ローカリゼーションとは、生産と消費の距離を縮めることです。生産者と消費者の間にコミュニケーションを設けることです。より透明な責任感のあるシステムを作ることで、多くの社会問題や環境問題を解決していくことができます。

それを行うためには、私たちはビッグピクチャ―を見なくてはなりません。一歩下がり、それぞれがどのようにつながりを持っているか見なくてはなりません。
そして、ローカルに見なくてはなりません。これがうつや分裂を生むシステムを超える方法であり、世界中をつなげるために今はじめられることです。

メディア等で流れる主流の物語は、学者などがすべて別々の問題だと言いますが、そうではありません。すべて繋がっています。一番に理解しなくてはならないのが、地球温暖化と失業問題は同じシステムから起きているということ。まさに時代遅れの狂気的な経済です。

この物語では、私たち人間は傲慢である、消費することをやめられない、もっともっとと欲しがると言われます。しかし、これは真っ赤なウソです。実は消費を促されているのです。自由化され独占された経済が私たちに消費することをけしかけます。そして、あたかもそれが人類の進化の過程であり、避けて通ることができないものかのように囁くのです。

しかし、一歩下がって、本当は何が起きているのかを理解しようとすれば、私たちが強大な権力に押し付けられていることが見えてきます。
ビジネスが社会や政府からつながりを消し、自由経済がこのグローバルなビジネスをサポートし、消費をあおるようになりました。ニューヨーク中に何十億ドルという大金を毎日扱っているシステムが、ある種の政府になってしまいました。

私たちは、この政府について話さなければなりません。善人や悪人についてではないです。大企業という政府の下で働いている人が悪人というわけではありませんし、町の小さなお店で働いている人が善人というわけでありません。私たちが問題にすべきは、良い構造と悪い構造についてです。ビジネスは、社会や人によって形造られるべきであり、ビジネスによって社会や人が形造られてはいけないということを理解することです。
まさしく、これが起きてしまっているのですが。

この大きなグローバル経済からの圧力が政府に圧し掛かっています。そのため、世界中で政府は人々に圧力をかけるようになりました。グローバル経済がより強く、より豊かになるために人々の仕事、自然の生態系を破壊しています。しかし、私たちが理解しなければならないのは、たとえ政府は事実上いるとしても、その大金は実在しないということです。本当の富ではないのです。無から作りだされた富であり、世界と何の関係もありません。

このシステムを変えるうえで、一番の難問は、私たちがそのことについて話し合っていないことです。見ていないことです。私たちはみんな急ぎ過ぎて、一歩下がって考え、ビッグピクチャ―を見ることができていません。

しかし、私はここにいる皆さんがビッグピクチャ―をみて、それを広めてくれると信じています。自分の人生を費やして行うほど大それたことではありません。時間のある時に、気が向いた時にできる小さなことですが、しかし、その一つひとつがとても大切なことです。

幸いなことに、この新しい物語に向けた行動をとる人びとがだんだんと増えてきています。世界中でシステムの変化を望む活動が増えています。

今から紹介するのは、世界中で起きているあたらしい変化を望む活動一部です。私たちも、すべてを知っているわけではありません。毎日、新しい団体や運動があることを学んでいるのです。世界で起きている変化の潮流には本当に驚かされます。もちろん、メディアでは放送されないことばかりです。

画面中央の団体、「La Via Campesina」。皆さん、そして世界中のほとんどは聞いたことがない団体だと思います。ですが、実は、彼らこそが世界で一番大きい社会運動をしている団体なのです。約3億の小農家たちが世界中でネットワークを作り、繋がり、小農家を破壊したグローバル化や通商条約に抵抗しています。彼らは私たちに変わらなければいけないと教えています。グローバルで独占的な経済から、食料の主権を農家たちに、国に食料を与えてから、貿易をするようにと。

左の「rural constraction movment(RCM)」という団体もまた知られていないです。私たちからすると中国で最も重要な運動です。この団体も世界中にあります。生きていくための健康な農業を可能にしようとしています。この団体のおかげで、去年初めて都市の人口率が上昇しなかったと聞きました。この後、中国からの私の同僚、ジャン・ランインがこの運動について詳しくお話しすると思います。

アメリカやイギリスでも人々が新しい経済システムに興味を持ち始めている運動が起き、世界に影響を与えています。
皆さんご存知だと思います、パーマカルチャー運動やトランジションタウン運動は、これからこのフォーラムでたくさんその内容を聞くかと思われます。とても重要な草の根運動です。「the global ecovillage network」は、世界中のエコロジカルなコミュニティーをつなげています。
そして、私は、GEN(グローバル・エコビレッジ・ネットワーク)に25年前、関わっていました。

今、産業化された農家とされていない農家の立ち位置が見え始めてきました。これはとても重要なことで、現代の社会で下に見られていた農家たちの自尊心を強くしています。食と農が重要な経済活動であると気付くことが、ローカリゼーションの真髄と言えましょう。

イタリアにある5つ星運動は、興味深い方法で、国民が主権を取り戻したらどうなるかを見事に実現させました。コメディアンのベッペ・グリッロは、2006年に「投票しても意味がない。なぜなら、右も左も大企業を擁護し他国を破壊する。私たちは力を取り戻すために国民のための運動が必要だ。」と言いました。6年かけて30%以上の支持率を確保し、イタリアで最大の政党になりました。政党のメンバー全員が給料の半分を社会に返し、地域ビジネスをサポートするためにお金をマイクロクレジットに預けています。

このようなことが可能であると知るのは、とても嬉しいことです。
しかし、皆さんに考えてもらいたいもっとも重要なことは、イタリア国外では、ほとんどの人がこの運動について知らないことです。このニュースを国外に広めたくないイタリアがメディアをコントロールしているのです。

ビッグピクチャー運動の基本は、自分で学ぶことと知ること、そして、周りの人々に広めることです。なぜなら、多くの意義のある、ポジティブな出来事が世界で起きているからです。

右の女性は、五つ星のローマ市長です。彼女はオリンピック協会に「ここではオリンピックは開催しないでください。私たちは未だに1960年のローマオリンピックの借金を払っているのです。」と言いました。これは従来と全く違う政治的なアプローチです。問題はメディアが伝えることは信用できないことです。なぜなら、彼らが言うことのほとんどがこの運動の批判です。彼らは、右翼、左翼、人民主義、腐敗しているなどなど、何でも言います。しかし、イタリアに行くと本当は何が起きているのかを理解できます。

根本的な変化を起こすにあたって、ごく単純で重要なことは、どの政府も経済を形造っているということです。
神が決めたことでもなければ、進化の過程でもなければ、運命づけられたものでもないです。
そこまで力を持っているものでもないです。ただの盲目です。その盲目こそが永遠に同じことを繰り返す原因となっています。盲目に政府は税金を作り、ビジネスを援助し、規制しています。彼らは、少数単位で動く人間的な責任のあるビジネスをサポートせず、独占的なビジネスをサポートしているのです。これらが私たちの活動を通して要求しなければいけないものです。とても簡単です。

現在、何が起きているかというと、政府が私達全員から税金で出来る限りのお金を絞り出し、国や地域に所有する中小企業やローカルビジネスなどを過剰に規制し税金を取り、その間に、大企業やグローバルビジネスなどは、税金を払わず、グローバルの基盤を作り、大学の研究の援助をしているなどの理由で補助金をもらって援助を受けています。技術、資源を使い、雇用者を増やしています。

この不均衡が、各国の人々にネオリベラルなリーダーを選ぶようなっている原因です。例えば、トランプのように。
なぜなら、彼らは一番の問題は政府だと思っているからです。政府を無くしたい、ビジネスに自由が欲しい、と。はっきりとしたビッグピクチャーがなければ、私たちはこれからどんどんとネオリベラルなリーダーを選び続けます。実際何が本当に起きているのかを、世界に知らせることは、とても緊急です。

もっとも重要で中心的な問題は、静かに、大臣、首相、そして、民衆が、物事を知らない中で、通商条約が、特に第二次世界大戦後、大企業が彼らにもっと自由が得られるように大企業に圧力をかけている。規制緩和をして、彼らが、どの地域や国にも出入りできるように、と。彼らがそれをしている間に、彼らは、条約の中に政府は、企業の利潤に害になることはできないと実際に書き込んでいます。

ですから、現在、スウェーデンの原子力発電の会社「vatten fall」すなわち滝という意味なのですが、彼らは、福島の原発事故の後に、原子力発電をやめようとしたドイツに対して37億ユーロで訴えました。
これは、氷山の一角でしかありません。国は、有毒な薬品を廃止しようとすると訴えられます。最低賃金の額を上げようとすると訴えられます。私が話しているできごとが、起きえるのは、私たちが知らないからです、私たちが話さないからです。私たちは、このことを明晰さを持って、怒りを持たずに話し合えます。非難する相手はいなく、非難する企業もなく、ただ私達全員の無知が引き起こしていることなのです。しかし、このことについて一言聞いたなら、すぐにでも責任を持って行動を起こさなければいけません。そして、共有していきます。

一度、ビッグピクチャーを見てしまうと、多くの問題が存在するのだと理解し、狂気だと感じてしまうでしょう。国々が、グローバルな貿易を推薦していく結果として、私たちは同じ生産物を大量に輸出入しています。当時、最初の調査先であったアメリカは、10億トンの牛肉を輸出入していました。5年後の現在は、15億トンの牛肉が国を出入りしています。イギリスは牛乳を同じ量輸出入してしています。スーパーマーケットは、林檎を洗うために、イギリスからアフリカに飛ばしてまた戻します。ノルウェーは、魚の骨を抜くためだけに、中国まで飛ばします。またイギリスでは、エビの皮を取るためだけにタイまで飛ばします。

地球温暖化の原因になっている二酸化炭素を大きく減らすまったく明白な一番良い方法は、余分な貿易をやめることです。
そして、同じ生産物の輸出入をやめるのはそこまで難しいことではありません。

しかし、やはりビッグピクチャーが必要です。二酸化炭素排出の削減を軸としている環境運動の人々は、個々人に指を指しています。車を運転するな、電気をつけるな、と。しかし、ビッグピクチャーを完全に無視しています。ビッグピクチャーは、とても効率よく、そしてスムーズに変化を起こしてくれます。その変化を起こすには、もちろんビッグピクチャーと人々の力が必要です。

平等こそが、思考が無から突然創り出したものです。私たちは全員、ギャンブルのカジノの犠牲者です。ある銀行が、その無責任すぎる行動をとったために問題を起こしたと2008年に聞いたと思います。この時みんなが銀行を規制するべきだと思いましたが、それは起きませんでした。
なぜなら、政府は、全て銀行業がほかのところへ行ってしまったと聞いたからです。ビジネスは政府に、私たちの言うとおりにしなければ、どこかに移動するぞと言います。それが、カギとなる問題です。

ローカル化というものは、大きくても小さくてもどのビジネスもある場所に属さなくてはならないということです。
社会に入り、社会のルールに従わなくてはならないのです。国際的な運動が、政府と手を組んで通商条約の内容を変えるならここからはじめられると思います。今、一番最初にできることは、もう自由化をしてはいけないと気付かせるために、一時停止ボタンを押すことです。そして、目を覚まして、どうやってグローバルな貿易を変えるかを話し始めようと。

それと一緒に、私たちは、政府が使っている指針、進歩を図るはずの指針を捨てなければなりません。それは、本当はただの崩壊の物差しでしかないからです。なぜなら、商業化の物差しで測っているからです。人間と環境の健康は、有益ではありません。もし、あなたが家に帰って、ガーデニングを始めたら愛国心がないことになります。なぜならGDPが下がるからです。しかし、もし癌にかかって、抗がん剤治療をずっと続ければ、それはGDPを上げます。水の汚染は水を買わなくてわならないので、GDPにとてもいいです。

この間ずっと、この狂った経済は、私たちを貧しくしています。多数の人数は、どんどんと自分の生活を維持するのが困難になってきています。大企業やグローバル企業で働いている人もそうです。その場を維持するためだけに人々は、より速く、より多く働かなければいけません。他の言い方をすれば、GDPが上がれば、私たちは貧しくなっていってます。

もしかしたら、もっとも悲劇的な影響を受けているのは若者かもしれません。若者はどんどんと大学へ圧力をかけられています。
なぜなら、職場への圧力が増えているからです。うつや不安、自殺が若者間で蔓延しています。90%はこの経済システムが原因です。
しかし、後ろに下がってビッグピクチャーを見なければ、私達には見えません。私たちは国民的な不和から離れないといけません。
ビッグピクチャーが見えないと個人的な原因だと思ってしまいますし、国民性や文化の原因だとも思ってしまい、多くの痛みと苦しみを起こしているこのシステムに気付くことができません。

そして、その苦しみ。特に男性が多いのですが、自身のアイデンティティの脅威を感じ、自分や家族を養うことができず自分の生活に困難を感じた時、その解決策は暴力的です。それは、一般的な反応です.。そして、その暴力は、女性や同じコミュニティのなかまにまで向けられることもあります。そして、人種、文化間を超えます。

このような暴力は、どこにでもあります。そして、もちろんこのようなことはすべて、戦争産業、戦争経済を成長させます。私たちはそれをビッグピクチャーの一部として見なくてはいけません。ただどうやったら。武器を減らせるかと考えるのではなく、より大きい経済の仕組みを理解しなくてはいけません。そして、根本的な変化をおこなわなくてはいけません。

グローバル経済のシステムの理解に関して、、もっとも難しく、そしてもっとも緊急な問題は、グローバルで巨大な独占的な企業が、どんどんと技術の向上を推し進めていることです。ドローンや、A.I.や3Dプリンターなど。多くの企業が戻ってきて、ローカル化のようにも見えるでしょうが、実際は巨大なモノポリーです。例えば、「General Electric」は中国で安く作らず、ロボットで洗濯機をを作るためにアメリカに戻りました。

技術とグローバルな独占的経済との間の関連への理解はそこまで難しくはありません。
一歩下がって、誰がこの技術に貢献しているのかなぜなのか、と問えば、主な理由は、利益であると理解します。人々の健康に貢献するためや、それを助けるための技術の向上ではありません。もし私たちが、技術について、別々でとらえてしまえば、ややこしくなるでしょう。
なぜなら、個人的に考えるとこのような技術はとても役に立つからです。個人として、このスマートフォンやパソコンなどの技術に対する私達の依存を無視することはできません。その内、AIも登場するでしょう。しかし、私たちは、人と自然にとって本当に健康で幸せな経済とは何なのかを一歩下がって考えなければいけません。

私たちが、一歩下がるこの狂ったシステムを見ると、笑ってしまうものです。どうしてこんなにも狂ったものが、当たり前になってしまったのか。GDPや無意味な貿易などと。私たちは、地球温暖化や失業が、まるで人々の現在の暮らし方の結果であるかのように話します。しかし、実際は違います。

皆さんご存じの通り、私は、無理やりこのビッグピクチャーをみさせられました。
私は1970年の半ばに、リトルチベットと呼ばれるラダックにいたからです。
そこで植民地化されていない、この世界中に影響を与えた巨大な権力者たちに動かされていない人たちと出会う光栄な機会を得ました。
私はもっとも健康で幸せな人々に出会いました。私たちが想像する技術がない事からくる貧困というものも全くありませんでした。

失業や格差もなく、食も十分にあり、この建物を見ればわかる通り、綺麗な建造。もちろん材料もローカルなもの。長年かけて、彼らの言語をしゃべり、私は彼らの幸せの秘訣を理解し始めました。一つ目は、多様な世代のいるコミュニティの仕組み。若い者と年老いたものの継続的なコミュニケーションがありました。

彼女らは姉妹です。よして分かったことは、彼らは絶対に、子どもたちを同じ年代に分けて、別々にすることはしません。それは人工的な競争とエゴを生んでしまうからです。代わりに老若が日常的にかかわっています。

このようなことを、たった一日ですべて取り戻すことはできません。しかし、ビッグピクチャーをもっと意識すれば、私たちが、今ここから始められることはたくさんあります。私たちは、別世代間の継続的な深いつながりを促進することができます。

同等なほど大切なことが、日常的に自然や動物など生きた者たちと関わっているということです。この自然との深い関わりは、疑いもなく精神的にも肉体的にも良い影響を与えます。

今日の世界中のローカリゼーション運動の中で、その証拠はどこからでも得られます。コミュニティと自然とのつながり。怒りを抱き続けた若者や投獄された犯罪者などが、ガーデニングを助けたところ、一か月の間でみるみると変わっていきました。うつ病者やトラウマを持つ被害者も。固定概念から離れて、探せば、たくさんの研究があります。

そのような生き方の一部として、継続的に運動することも含まれています。私たちの幸福と健康に不可欠だと段々と理解されてきたものです。
自分の身体の動き。そして、もう一つは、自分の行いの結果をじかに見ることができる仕事です。自分が創り出したものがなにをもたらしたのかが見えます。これが、意味のある暮らしです。

これらすべてにつながるものが、文化です。コミュニティが主体に文化。そこには踊りや音楽や芸術など誰でも参加できるもの。
そして、これらに関係することで、もしかしたら、最も大切なことかもしれないのが、時間です。人々にはたくさんの時間がありました。
物事は、人間的な自然なペースで行われていました。それは、瞑想的なペースでもありました。
人々は、落ち着いた心を持ち、技術ももっていました。そして、それらを子どもたちに教えていました。
瞑想することや、うるさい心の声を静かにすることを。

このようなことは、現在のローカリゼーション運動の一部として起き始めています。グローバルからローカルに変わることは、とてもスピリチュアル的にも心理的にも社会的にもそして、経済的にも良いことです。
そして、私たちはこのビッグピクチャーアクティビズムが必要です。私たちは、ビッグピクチャーをもっと深く、スピリチュアル的にも理解する必要があるのです。そして、それを共有する。

私たちには、エコロジカルなそして、エコノミカルなリテラシーが必要です。他との関わりは、無くてはならないです。そして、全てのローカリゼーション運動で起きています。

最も中心的で、そして効果的なローカリゼーション運動は、食に関しての運動です。これに関わっている人の数は、文字通り100万人以上です。最初に話したvia campesinaは3億人です。アメリカとイギリスでは、このローカルフォード運動は、爆発的に起こっています。そして、それはとても素晴らしいことです。それはメディアの力も政府の力も使わずに、全て人々の力で行われているからです。

コミュニティの大きな利点は、ファーマーズマーケットの方がスーパーマーケットより10倍もコミュニケーションがあることです。エコノミックとエコロジックリテラシーの一番大切なことは、小さくて多様な畑は、単一農業より生産性が高いということです。
そして、単一農業は、グローバルでなければできません。距離を縮めて、ファーマーズマーケットにすると、多様性が増えるのです。多様な畑は、市場の仕組みを変えた結果となります。市場と農場をもっと近づけなくてはいけません。分散させます。最低4つ以上の生産物を育てること。言い方を変えると、この人であふれた惑星では、私たちはローカル化しなくてはなりません。
この人口は、いままでの単一農業では支えきれません。

ローカルフードから、多くの団体がローカルビジネスに結び付けています。そして毎日新しい団体ができていることを聴きます。研究から分かったことですが、ローカルビジネスのお店で買い物をすると、お金がその土地にとどまり、コミュニティ全体が得する事が分かりました。ローカルな政治組織の為のお金もあるしローカルな仕事のためのお金もある。

そして、彼らは政府からの援助をほとんど必要としません。しかし、ここでいくつかのゲストさんのことを申し上げておかなければいけません。韓国のジョルジオ政府の方々は、ローカリゼーションを真剣にとらえています。他にも、私の友人であり英国ブリストルの市長、ジョージファーガソン。一部の政治組織は、ローカルな団体となり始めています。そして、それらは、増え続けるばかりです。
しかし、このほとんどの財政組織は、地域の人々から来ています。ローカルな団体をサポ―トするために、20人が集まり、ローカルな資金集めをするところから始まります。

日本でもそうだと思いますが、世界各地でエネルギーは、ローカル団体がエネルギー技術を、地域に取り戻そうしています。ローカリゼーションとは、参加型のコミュニティを再構築することだというのを忘れないでください。音楽などで人々が集まれば、そこでは命の感謝を歌うでしょう。ラダックで説明した文化を作り直しているのです。

ですからどうか私たちを助けてください。このムーブメントに参加してください。
そして、このしあわせの経済を一緒に創っていきましょう。ありがとうございました。

同時通訳:ユール洋子
文字おこし:野中アレックス

鉱山開発にNO!いのちにYES!~フランクリン・ヴァカ(エクアドル)

2017年11月11日 しあわせの経済世界フォーラム1日目
フランクリン・ヴァカ氏講演

皆さんにご挨拶申し上げます。フランクリン・ヴァカです。エクアドルから来ました。
これから「いのちのために」と題してプレゼンテーションを行いたいと思います。

南米の北西部、太平洋からアンデス山脈の間に位置するエクアドルはとても小さな国ですが、生態系の多様性がとても豊かな国です。およそ日本の4分の3の27万平方キロメートルという小さな国土にもかかわらず、世界で最も豊かな生物多様性を誇ります。世界の生物多様性のホットスポットのうちの二つ、熱帯アンデスとチョコがあります。

にもかかわらず、大規模な鉱山開発のプロジェクトによって、多くの在来種の動植物が絶滅の危機に瀕しています。私たちは環境を守り、コミュニティや多くの人たちの努力によって作り上げてきた持続可能な発展破壊する鉱山開発と1990年代初頭から向き合ってきました。しかし現在、エクアドル政府によってインタグの79%にあたる原生林、94,000ヘクタールの土地の採掘権が譲渡されました。

鉱山開発の社会と環境への影響はとても深刻です。森林伐採、気候変動、野生の動植物と農作物の多様性の喪失、植生の消失、地表水・地下水の汚染、水質と水量の低下、大気汚染、砂漠化、干ばつ、景観の損失などが挙げられます。これらはすべて結果として地球温暖化を加速させています。さらにコミュニティの強制移動、土地の放棄、人間関係の決裂、人権侵害などが地域と世界の深刻な社会問題として挙げられます。

しかしインタグの人たちは、鉱山開発対してノー、いのちに対してイエスという態度をこれまで何度も公の場で表明してきました。これまで私たちは、地域の持続可能な発展のために 自治体及びコミュニティの保護区の設立、小水力発電、有機農業、アグロエコロジー、そして森林農法の実践、植林、自給率上昇や地産地消の奨励、手工芸品の開発、女性のエンパワーメント、アグロコミュニティエコツーリズム、環境教育などに取り組んできました。

私はインタグコーヒー生産者協会の組合員として有機コーヒーの生産に関わっています。私たちの使命は、零細農民たちの収入を増やすと同時に、森林面積を増やし、健全な食べ物を生産し、土壌を守ることです。そして、実際さまざまなサポートをしています。私たち組合員は一体となって、労働の正当な対価と環境を守るフェアトレードに則ってェアトレードの販売を行っています。そしてより民主主義的な組合、組合員や農家の人たちが声を挙げられるような場所を作るために、私は運営側としても関わっています。

しかし鉱山開発の問題は、金属への需要がある限り、金属がこの地球からなくなるか自然が破壊しつくされるまで続くでしょう。私はこの会議に参加されている皆さんにお伝えしたいです。私たちは、自分たちの生き方を深く見直さなければなりません。いのちを守る闘いはまだ続きます。

最後に私はこの言葉を皆さんとシェアしたいと思います。「大地は私たちのものではありません。私たちが大地の一部なのです。」
ありがとうございました。(通訳:和田彩子)


シータ・アナンタシヴァン~ビッグ・ピクチャー、「しあわせの教育」を

講演要旨:

現在、世界の主流をなす教育は、技術や経済の発展のために必要不可欠な要素となっており、子どもを「車輪の歯車」に仕立てようとしています。この教育システムは、若者が現在直面しているパラダイムについて疑問を投げかける手助けになるどころか、その問題点や暴力性、人間や環境が被る犠牲などについて、深く考える術さえ与えてくれません。

すべてのものはつながっている、というのがエコロジー概念の基本であり、この危機の時代に考えるべき枠組みです。しかし、学校や大学など教育の現場では、自然界における相互関係を学べるような、多様なカリキュラムが組まれているところはほとんどないのです。

グローバル経済が、モノカルチャー、1%の人々に権力が集中する政治、不健全で不公正な開発を引き起こしていることを学びましょう。そうすれば、ローカル化、地域ごとの多様化、権力の分散化が、しあわせの経済へのプロセスだと気づくはずです。

幸せの源泉は、自然や地域社会とのつながり、楽しく創造的で意味のある仕事、ホリスティックな思考、内面の成長、自然界への敬意などにあります。これらは大学のカリキュラムと違い、教室で「教わる」ものではありません。自然や地元の景色、コミュニティや地域文化に触れることで、経験的に体得するものなのです。子供の目から見ると、そういう学びは面白く熱中でき、やる気を呼び起こします。

残念なことに、現在の教育はとんでもない代物となり、教師の多くは勉強方法や短期間で即効性がある成績向上の追求に一所懸命です。ヘレナ・ノーバーグ=ホッジが言うように、私たちは教育においても「ビッグピクチャー」を描くことが必要です。

スウェ&オシ~ナマケモノの智慧に学ぶ

「レイジーマン・ファーム」(ナマケモノ農場)では、カレン民族の伝統に倣いながら、コーヒーや在来米、野菜を育てています。今年は収穫前の田んぼに台風が直撃し、大変な思いをしました。
より新しいもの、より早いものへと人々の関心が向く時代ですが、私たちはナマケモノのように、急がず、競わず、本当に大切なものを見極める目を持ち続けたいと思っています。地球を長持ちさせるために、スロー・ダウンしましょう。パガニョー(カレンの言葉で「人間」の意味)に伝わる歌をみなさんにご紹介します。

 


Haw Khoo(ホーコー:大地の涙)

人間が、初めて母なる大地に招かれた時、
私たちはみな家族であり、親戚どうしだった

時が経つにつれ、土地は狭くなり、人の数は増えた
争いや戦いは、自分がどこの何者であるかを忘れさせた
母なる大地は涙した

貪欲や権力は、恐怖を乗り越える勇気を私たちから奪い取った
母なる大地は涙した

兄弟姉妹たちよ、新たな旅に出かける時が来た
ロウソクの灯りと食べ物は慈悲の心
先人の智慧のもと、心をひとつにし、
母なる大地の涙をそっと拭おう

 

地域経済をとりもどす~分科会B2レポート

登壇者:ジョージ・ファーガソン(建築家、元ブリストル市長)
枝廣淳子(東京都市大学環境学部教授)
大江正章(コモンズ代表)
許文卿(全州大学教授)

企画:幸せ経済社会研究所、コモンズ

 

本分科会では、グローバル化された経済に翻弄されるのではなく、外的な衝撃にもしなやかに強い、レジリエントで幸せな地域をつくるためには、循環型の地域経済を取り戻す必要があるという問題意識のもと、「地域経済を取り戻す」をテーマに、日本・イギリス・韓国各国それぞれの考えや取り組み事例を紹介し合い、学びを深める時間となりました。

日本からは、データから読み取る田園回帰の動きや人々の幸福実感、暮らしや経済に必要なものを地域内でできるだけ漏らさず循環させる漏れバケツ理論の考え方、住民自治において特に取り組みが進んでいる埼玉県小川町、島根県江津市、島根県海士町、北海道下川町の事例を紹介しました。

イギリスからは、ファーガソンさんが市長を務めたブリストル市での経験をもとに、良いコミュニティづくりにおける多様性や女性の指揮、決定権を地域が握ることの必要性についてお話いただきました。

韓国からは、農業が盛んで食文化創造都市である全州市における食の持続可能な地域づくりのネットワーク構築や政策アプローチ、新たなうごきへの発展についてお話いただきました。

循環型の地域経済を取り戻す動きが多くの地域で行われています。この動きがさらに広がることを願っています。

 

 

実施日:2017年11月12日

会場:明治学院大学白金キャンパス・ダイニングホール1F

インターローカルの時代へ~世界フォーラム開催への御礼


11月11日の日本教育委会館一ツ橋ホール、12日の明治学院大学白金キャンパスでの「しあわせの経済」世界フォーラムは、両日計1700名の参加者をえて、熱気あふれる時間を過ごすことができました。お集まりいただいたすべての方、このフォーラムの開催に向け、大小さまざまなご協力をいただいたみなさま、そして、当日、心からのケアと愛情をもって会の運営にあたってくださったスタッフ・ボランティアのみなさまにお礼申し上げます。

インターナショナル(国際的)という言葉に対し、インターローカルの重要性が、ヘレナさんから提議されました。地球上を均一化させるのではなく、多様性を認め、祝福し、そこここの地域に根を下ろし「今、ここ」を生きていく。そのローカルな生き様を国際的な潮流としてゆるやかに連携をもつことでグローバルにかわる道筋を生き抜く知恵を身に着けていく。その勇気をこの二日間でもらった気がします。

 

その先をどう歩んでいくのかは私たちに投げかけられました。

さあ、インターローカルの時代へ。世界の事例に学びつつ、日本の、私たちが住む地域で、これからの毎日を多様性と創造性にみちたものにしていきましょう。

 


 

<速報>世界フォーラム、関連イベントが各地で開催!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本初となる「しあわせの経済」世界フォーラムまで1週間となりました!プラシャント・ヴァルマさん(インド)、スタンジン・ドルジェさん(インド、ラダック)、ジェーン・ハンケルさん&デレックさん(オーストラリア)など、一足早く日本についたゲストもいらっしゃいます。

フォーラム1日目となる一ツ橋教育会館も、チケット前売がどんどん伸びています。学生さんの参加が多いことが何よりうれしいです。地域から泊りがけで参加くださる方も多く、北海道、福岡、岐阜、三重、名古屋…、みなさんとお会いできるのを、またゲストのみなさんからのメッセージを聞けるのを楽しみにしています!

さて、この「しあわせの経済」世界フォーラムは東京だけの開催ではありません。ムーブメントとしてのローカリゼーションにつなげようと、実行委員会を参加団体を中心に、各地で海外ゲストと交流し、より深くローカリゼーションの報告が聞ける場が用意されました。ぜひ「もっと聞きたい!」「友人や上司にも聞いてほしい」「もっと交流したい」みなさんのローカリゼーションの芽生えを大事に育むツールとしてぜひ足をお運びください。


世界フォーラム・関連イベント一覧
<北海道>

11月16日(木)秋山愛生館サロン、お話:スウェ、オシ

11月17日(金)自然食品の店まほろば、お話:スウェ、オシ

11月19日(日)メノエコビレッジ長沼、お話:スウェ、オシ

<東京>

11月4日(土)・5日(日)見樹院、お話:コンチョック・ワンドゥ、スタンジン・ドルジェ

11月13日(月)武蔵野大学しあわせ研究所公開授業、講義:ネテン・ザンモ&ツェリン・ドルジェ 詳しくはこちら

11月13日(月)板橋区立グリーンホール(18:30-20:30)、講演:ジョージ・ファーガソン 詳しくはこちら

11月14日(火)カフェスロー、お話:レオナルド・ドゥラン、フランクリン・ヴァカ、スウェ

11月15日(水)恵泉女学園大学(非公開)、お話:スウェ

11月15日(水)日本大学法学部大学院公開授業、講義:ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ

11月17日(金)都内、お話:シータ・アナンタシヴァン

<神奈川>

11月13日(月)善了寺(13:00-15:00)、お話:フランクリン・ヴァカ&和田彩子、詳しくはこちら

11月13日(月)善了寺(19:00-20:30)、お話:レオナルド・ドゥラン、オシ&スウェ、ネテン・ザンモ、詳しくはこちら

11月14日(火)横浜、お話:ジョージ・ファーガソン、詳しくはこちら

<静岡>

11月14日(火)浜松、お話:オシ、ツェリン・ドルジ、詳しくはこちら

<愛知>

11月15日(水)徳林寺、お話:ネテン・ザンモ、オシ、ツェリン・ドルジ

 

 

 

登壇者変更:キム・スンス氏来日見合わせ

こんにちは、11月に入り、いよいよフォーラムまでカウントダウンです!

1日目は、来場者にお渡しするガイドブックも編集が佳境、ローカル・フューチャーズとあわせて読み応えのある内容となっています。

 

準備をすすめるなか、登壇者変更のお知らせをさせていただきます。

韓国全州(チョンジュ)から登壇予定でしたキム・スン市長が、公務の変更により、来日が叶わなくなってしまいました。1日めのスピーチがなくなってしまいます。

韓国最年少の市長として、伝統文化の保存を都市再生の核としてリーダーシップを発揮しているキム市長。

ご本人の来日はかなわなくなりましたが、全州から許文卿さんら「しあわわせの経済」世界フォーラムチーム4名は来日、2日間会議にも参加されます。

 

 

 

2日目プログラム:11/12(日)明治学院大学白金校舎

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<2日目基本情報>
会場:明治学院大学白金キャンパス・パレットゾーン、3号館ほか
分科会・ワークショップ 9:30~17:30(開場9:00)
ブース・マルシェ 10:00~16:30
入場料:無料



09:30-10:20 全体会

会場:パレットゾーン・インナー広場2F

さあ、「しあわせの経済」世界フォーラム2日目のはじまりです!
世界、そして日本からの報告が続いた1日目を受けて、私たち参加者一人ひとりが主体的に「考え」、「つながり」、「発信」することで、場がデザインされていきます。

身体をほぐしながら、昨日をふりかえり、改めて、海外からのゲストと顔の見える挨拶をして、午前午後と展開されるテーマごとの分科会について、オリエンテーションを受けましょう。


<終日開催①>ローカリゼーション映画祭  
会場:3号館3101教室(地下1F)

内容:食と農からローカリゼーションを考えてみませんか? 毎日の「食べる」選択が、地球の裏側で、人々に、地球にどんな影響をもたらすのか、映画を通じて一緒に考えてみませんか? お子様連れのお父さんお母さんも、ぜひお気軽にご参加ください。

企画:パルシステム連合会、パルシステム東京、APLA、SF北海道、LoCoTAble(ろこたぶる)、NPOジュレー・ラダック、パタゴニア日本支社


<終日開催②>「しあわせの経済」マルシェ 
会場:インナー広場2F

内容:日本のローカルも、世界の潮流に呼応するように、「しあわせの経済」に向けて動き出しています。実行委員会を中心にした展示、販売ブースがずらり。森林農法のコーヒーや作り手の顔がみえる地域の唯一無二の産品、お野菜たっぷりの有機ランチボックスの販売も。

参加団体:カフェスロー、LocoTable、SF北海道、石徹白洋品店、株式会社ウインドファーム、アバンティ株式会社、パタゴニア日本支社、CSOネットワーク、幸せ経済社会研究所、コモンズ、NPOジュレー・ラダック、スローウォーターカフェ有限会社、APLA、NPOトランジション・ジャパン、NPOセブン・ジェネレーションズ、ナマケモノ倶楽部、えこびれっじネット・日本 GEN-Japan、アズワンコミュニティ鈴鹿、パワーシフトキャンペーン、緑の党・グリーンズジャパン、ストップリニア市民の会、ギフト経済ラボ、ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社、金三郎十八代目ほか


■分科会1 10:30~12:00
A-1:ローカルxエシカルx地球にやさしい金融とは?

参加申込フォーム: http://bit.ly/2wYfidN


会場:インナー広場2F

内容:地球環境問題、難民問題の深刻化や保護主義的な政策が次々と打ち出されている現在の世界において、資本主義とグローバルマネーが生み出した「グローバル化の限界」が様々な局面で見えはじめています。これらの課題解決に向けて注目されているのが「ローカライゼーション」、「エシカル消費」、そして「責任ある金融」。よりローカル、エシカル、かつ持続可能な社会の実現に向けて、今まで日本の発展を支えてきた金融機関の役割を見つめ、一般消費者として、どのような選択肢があるのかを考えていきます。
詳細こちら

トーク:吉原 毅(城南信用金庫顧問)、新井和宏(鎌倉投信ファンドマネジャー)、末吉里花(エシカル協会代表理事)、ジョージ・ファーガソン氏(建築家、元ブリストル市長)、古野 真(350.org JAPAN代表)

企画:350.org Japan


A-2:伝統文化に学ぶ「しあわせの経済」


会場:ダイニング1F

内容:幸福度の高さで知られるチベット文化圏ラダック地方。ラダックの人々は「真の幸せは、外側ではなく、内側にある」と言います。

いくら頑張っても、豊かになっても、なんだか幸せではない現代の悪循環から抜け出すヒントとなる、ラダックの人々の価値観や精神性について、仏法論理学の高僧であり、仏教大学長を務めるゲシェ・コンチョック・ワンドゥさんに伺います。

トーク:コンチョック・ワンドゥ(仏教中央大学学長、ラダック)、スタンジン・ドルジェ(映画監督、ラダック)、ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ(ローカル・フューチャーズ代表)

モデレーター:スカルマ・ギュルメット(NPOジュレー・ラダック代表)

企画:NPOジュレー・ラダック


A-3:「雑」×ローカル×しあわせ

会場:アートホール

>>事前登録はこちら

内容:「雑」という概念の可能性を探求する共同研究「雑の研究」(高橋源一郎、辻信一)が主宰する、雑談風の雑学トークショー。ゲストには、アカデミズムにとらわれない雑(間専門的でフレキシブル)なスピリットを誇る田中優子と山崎亮。

「雑」にとっては苛酷な新自由主義とグローバル化の時代とは、同時に、「幸せ」が「豊かさ」の尻に敷かれ、「ローカル」が弱者と敗者の代名詞になった時代でもあった。そのグローバル化を超えることなしに、人類の未来がないということがますます明らかになりつつある今、いよいよ「雑なるモノゴト」(多様性、境界性、混合性、マイナー性、不合理性、計量不能性…,etc.)の復権と知のブリコラージュによって、「懐かしい未来」をたぐり寄せる絶好の機会が訪れている!?

トーク:高橋源一郎(作家、明治学院大学教授)、田中優子(江戸研究者、法政大学総長)、山崎亮(コミュニティデザイナー、東北芸術工科大学教授)

モデレーター:辻信一(環境運動家、明治学院大学教授)

企画:明治学院大学国際学部付属研究所


A-4:ローカリゼーション映画祭

 

「あなたはどのバナナを選びますか」(7分)、「Non GMO菜種油」(17分)
「いのちの育て方を問い直す 日本型畜産」(10分)
「幸せの経済学」短縮版(日本語字幕付)(20分)
「Unbroken Ground (未開の領域)」(26分)

*各作品上映後には内容を深めるシェアタイムもあります。

>>お申し込みはこちら

企画:パルシステム連合会パルシステム東京APLAパタゴニア日本支社


ランチ休憩 12:00~13:00

ブースやマルシェを回りながら、初めての人と食事を囲んで過ごしましょう。

メイン会場のインナー広場2Fでは、「しあわせの経済」をみんなでプチ体験するシェアランチ会を開催。
お弁当や一品をもちより、ふだんは学食として使われているまあるいテーブルに座り、お隣さんと「こんにちは」と会話をしながら、情報交換しませんか?

遠くから泊りがけでフォーラームに参加している方、お弁当をつくる時間がなかったという方は、ブースでもオーガニックのお弁当(数量限定)もお買い求めいただけます。(当日は日曜のため、学食はしまっています)


■分科会2 13:15~14:45
B-1:スピリチュアリティと「しあわせ学」


会場:インナー広場2F

内容:私たちのしあわせはどこにあるのでしょうか?物質的には恵まれ、豊かな国である日本。けれど、格差は広がり、日本人の6人に1人は貧困層とも言われています。私たちが誰も取り残されずにしあわせになるにはどうしたらいいのでしょうか?

幸福学の第一人者である慶應SDM教授の前野隆司さん、GNH(国民総幸福)を国家の発展の指標として打ち出しているブータンよりネテン・ザンモさん、インドで仏教をベースにディアパークを運営するプラシャント・ヴァルマさん、NPO法人セブン・ジェネレーションズ理事・鳥谷部愛で、いまここからしあわせでいることを考えます。

前野教授によるミニハッピーワークショップも体験できます!ぜひご参加ください。

トーク:前野隆司(慶応大学教授)、ネテン・ザンモ(持続可能なコミュニティ指導者、ブータン)、プラシャント・ヴァルマ(ディア・パーク事務局長、インド)

モデレーター:鳥谷部 愛(NPOセブン・ジェネレーションズ)

企画:NPOセブン・ジェネレーションズ


B-2:地域経済を取り戻す


会場:ダイニング1F

内容:グローバル化された経済に翻弄されるのではなく、外的な衝撃にもしなやかに強い、レジリエントで幸せな地域をつくるためには、地域経済を取り戻す必要があります。

地域はどのように経済(暮らし)を自分たちの手に取り戻すことができるのか、具体的な考え方や枠組み、方法論や事例を日本国内・海外から持ち寄り、「地域からのしあわせな経済」を考えていきます。

トーク:ジョージ・ファーガソン(建築家、元ブリストル市長)、枝廣淳子(東京都市大学環境学部教授)、大江正章(コモンズ代表)、許文卿(全州大学教授)

企画:幸せ経済社会研究所コモンズ


B-3:都市とローカリゼーション~日本のローカリゼーションを実際やってみて地域はどう変わったか

>>最新情報はフェイスブックでチェック!



会場:アートホール

内容:コミュニティのつながりを取り戻す試みとして、各地で展開されてきたローカリゼーションやトランジション活動。 安心、日常の豊かさ、お金に依存しない楽しみ、信頼のネットワーク…。そこから生み出された「目に見えない」豊かな実りは、確実にコミュニティに変化をもたらしています。

ローカリゼーションの活動10年が地域に作りだした「違い」を探求。GEN-Japanが2016年より始めた「ガイヤ・エデュケーション」の展開も報告します。

トーク:吉田俊郎(NPOトランジション・ジャパン代表理事)、小山宮佳江(トランジション藤野)、大村淳(トランジション浜松)、片山弘子(えこびれっじネット日本GEN-Japan)、小野雅司(トランジション鈴鹿/アズワンネットワーク)、ジャン・ランイン(IRRC学院長、中国)

コメント:ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ

企画:NPOトランジションタウン・ジャパン、えこびれっじネット・日本 GEN-Japan


B-4:ローカル×食・農~「食卓」から創る「未来」~

>>お申し込みはこちら

会場:3号館・3102(地下1F)

内容:「食卓に並ぶ食材をどう選ぶか、どう作るか、で子どもたちの未来が決まる」と言ったら、突拍子もない話に聞こえるでしょうか。

「ローカリゼーション」の考え方の一つとして、できるだけ国内の顔が見える範囲や地域の中で、食糧やエネルギーを調達し、地域内で循環する経済をつくることが望ましい、という考えがあります。このような「食・農を中心に地域内で経済をまわす」取組は、すでに日本中で広がりつつあります。

「ローカル×食・農」分科会では、そんな取組を実践するゲストからお話を聞き、「私たちにできること」を一緒に考えます。輸入飼料への依存を減らし、日本のお米を食べて育った「こめ豚」の試食もあります!

トーク:島村菜津(ノンフィクション作家)、豊下勝彦(ポークランドグループ代表)、 牧野直子(料理研究家)、野々山理恵子(パルシステム東京理事長)

企画:パルシステム協同組合連合会パルシステム東京APLASF北海道


B-5:ローカリゼーション映画祭「ラダック 氷河の羊飼い」上映+スタンジン・ドルジェ監督トーク

会場:3号館・3101教室(地下1F)

「ラダックー氷河の羊飼い」(日本語字幕付)(65分)

*上映後、監督スタンジン・ドルジェさんとシェアリングあり

企画:NPOジュレー・ラダック


分科会3 15:00~16:30
C-1:ポスト福島のエネルギーにみるローカリゼーション


会場:インナー広場2F

内容:2011年の震災・原発事故から6年半。当時、考え方が大きく変わったという方も多いかもしれません。エネルギーのあり方についても、「関係のうすい遠くのこと」から身近な問題として考えるようになりました。

世界では、企業や自治体、大学などが相次いで再生可能エネルギー100%調達を宣言し、日本でも各地で、エネルギー自立を目指す興味深い動きが始まっています。私たちのくらしもつながっています。一緒に考えてみましょう!

トーク:渡邊智恵子(アバンティ株式会社代表)、吉田俊郎(トランジション南阿蘇代表)、平野彰秀(地域再生機構副理事長)、大河内秀人(見樹院住職)

モデレーター:吉田明子(パワーシフトキャンペーン)

企画:パワーシフトキャンペーン


C-2:森林農法に学ぶローカリゼーション


株式会社ウインドファーム

会場:ダイニング1F

内容:「森を守り、育む」森林農法。木を切らず、森を守りながらさまざまな作物を栽培するこの方法は、世界的に注目されています。

この森林農法で有機コーヒーを育て、自らの手で自然を守り、皆がしあわせに生きられる社会づくりに取り組むレオナルドさん(メキシコ)、フランクリンさん(エクアドル)、スウェさん(タイ)。この分科会では、モデルケースとも言えるその地域づくりのお話を聞きます。

彼らとフェアトレードを通してつながってきた中村隆市(ウインドファーム)が、ファシリテーターとして森林農法の素晴らしさを紹介すると共に、彼らがまさに直面している鉱山開発というグローバリゼーションの問題ついてもお伝えします。

会場では、コーヒー生産者であるゲストたちが大切に作った有機コーヒーも提供!コーヒーを片手に現地へ思いを馳せながら、本当の「しあわせ」について一緒に考えませんか。

トーク:レオナルド・ドゥラン(トセパン協同組合プロジェクトリーダー、メキシコ)、フランクリン・ヴァカ(インタグコーヒー生産者協会、エクアドル)、和田彩子(有機農園クリキンディ、エクアドル)、スウェ(シワコーン・オドチャオ)(レイジーマン農場リーダー、タイ)、中村隆市(ウィンドファーム代表)

企画:株式会社ウインドファーム


C-3:できることから自給する!~ローカルシフトのはじめ方

会場:アートホール

内容:私たちが無理なくローカルシフトを始められる、そんなソフトランディングは可能なのでしょうか? 当分科会では、グローバル経済からの降り方をお示しします。

トーク:郭洋春(立教大学経済学部教授)、白井和宏(季刊『社会運動』編集長)、高坂勝(SOSAプロジェクト代表)、林良樹(NPOうず)

企画:農力向上委員会


C-4:コミュニティデザイン~参加の「場」づくり

会場:3号館・3102教室(地下1F)

内容:社会参加は、どんなテーマの取り組みにおいても欠かせません。この分科会では、参加の場づくりに関する事例について、山崎亮が日本各地の事例を、ジョージ・ファーガソンがイギリスの事例を紹介します。これらを参考にしながら、「楽しさ×正しさ」を両立した場づくりについて考えます。

トーク:山崎亮(コミュニティデザイナー、東北芸術工科大学教授)、ジョージ・ファーガソン(元ブリストル市長)

企画:スタジオ・エル


C-5:ローカリゼーション映画祭:映画「100年ごはん」上映+大林千茱萸監督スペシャルトーク

Documentary film “A Dialogue; Living with Harmony” (English subtitle)

>>お申込みはこちら

会場:3号館3101教室(地下1F)

内容:こどもたちの給食に地産のオーガニック野菜を!ーー。大分県臼杵市が推進する有機野菜つくりを、産学官民が手を取り合い広げてゆく4年間の姿を追う、現代の「食」にとって何が大切かを考えるドキュメンタリーです。

*英語字幕がつきます。外国の方もぜひお誘い下さい。

企画:パルシステム協同組合連合会パルシステム東京APLASF北海道


クロージング

日本で初開催となった「しあわせの経済」世界フォーラムを振り返り、参加した一人ひとりが、どんなギフトを自分の暮らしに、家族に、地域に持ち帰れるかを確認します。