シワコーン・オドチャオ(スウェ)

    “最も美味しいものは、米。もっとも美しいものは、人間。

    最も良い香りがするものは、赤子。最も清らかなものは、水。”

    (カレン族に伝わる格言)

     

    チェンマイから車で1時間、カレン族が暮らすノンタオ村にて、9人兄弟の6番目として生まれる。伝統的な知恵や地域の文化を学びながら育つ。父であり北部カレン族のカリスマ的リーダー、ジョニ・オドチャオとともに、先住民族の権利闘争にも参加。その後、通信課程で修士号獲得。

    2009年には、栃木県那須塩原にある学校法人 アジア学院に9か月間短期留学。グローバル化の本質と、土に根差して生きる循環的な農業技術について学ぶ。また国を超えた多くの友人を得た。その時の経験から、共同体を中心とした小規模農業こそが世界の貧困を解決し、誰もが美しい人生を送ることができる持続可能な発展への道だと確信するようになった。

    2011年、タイの巨大企業CPコーンの単一栽培プロジェクトが生態系やカレンの文化を破壊すると危機感を抱き、それに対抗するため、「レイジーマンファーム」でコーヒー栽培を始める。アジア学院での知見をもとに、森林農業を村人に教え、カレンの伝統を生かしながら、「地球のために、ゆっくりと」というスローガンを掲げ、有機コーヒーの栽培から、収穫・焙煎、販売までコミュニティビジネスとして展開している。